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今日は恒例のシダの会でのTRPGセッション。ちょっとした事情により内容変更。最近おなじみの《BofA》にて、単発セッションを遊んできました。
最近はまともな子をやってるから、たまにはマッド分を補充するぞ~と張り切る自分。キャラクターメイキングをやりながら他のPL様と相談して、『補助型のブースター』を作ることに決定!
……まぁ、要するに意思を持った魔法のアイテムを、プレイヤーとして遊ぶことにしたのです。

いつも参加してるキャンペーン、『北へ』でおなじみの《英知の福音》、または《なんでも出てくる便利な魔術書》ことグノーシス・エヴァンゼルさん(笑) が意識にあったのもありますが、最近大好きな遊戯王の千年アイテムを意識してたというのもありました。とにかく今回は魔法のアイテムを遊ぼう! と決定。

その結果出来たキャラクターは、なんと、『ガラスのくつ』。
通称、というか愛称はリケ。ガラスのくつなんか普通に履いたら壊れて当たり前なので、見るからにマジックアイテムです。ところが問題発生。
それを履いた女性に栄光と権力をもたらす『ガラスのくつ』は…… 実は、愛を弄ぶ魔神によって、ハイデルランドに混沌と絶望をもたらすために作り出された、呪いのアイテムだったのです!

あれ、どういう経緯でそうなったんだっけ……?

まあ、リケは基本的には人間に化けて行動。幼い少女的な言動と、無邪気に見える行動、けれど、呪いのアイテムらしくしっかりと人を誘惑し人を陥れる(笑) というキャラクターに相成りました。
見た目はどことなくみすぼらしい風情の12・3歳の痩せた少女。ただし、真っ白な髪と真っ白な肌、ガラスの靴をモチーフにしたペンダント、そして、どんな路を歩いても決して傷つくことも汚れることも無いやわらかい素足が特徴です。
ストーリー当初の契約者(ただし不完全)は幼くして領主となった貴族の娘、フランカ。けれど彼女は警戒したのかリケを履いてくれなかったので、リケはおよそ5年間ただの置物(苦笑) としてフランカの話し相手を務めていました。ところが、そこに現れたのが野心と渇望を抱いた聖痕の娘、ガルネット。
「手に入れたものに栄光をもたらす美しいガラスの靴」に興味を持っていた彼女はリケに接触。けれど、リケの返事は呪いのアイテムらしく、残忍極まりないものでした。

「かわいそうにね、にせもののお姫さま。
あなたは男の人に見てもらうためにみんなの前でおどったことはあっても、王子さまに抱きしめられて、みんなに見つめられながらおどったことなんてないんだわ。
わたし、だからあなたの靴になんてなれない」

……ガルネット、憤激。
その後、ガルネットはリケへの復讐心からフランカへの協力を申し出て、半ば強引にリケを譲り受けます。リケと契約を結ぶガルネット。リケは彼女に大いなる力をもたらし、ガルネットは、街へと攻め込んだ山賊たち、およそ100人を一瞬にしてすべて抹殺するという凄まじい奇跡を起こします。
その後、魔剣に魅入られた男との戦いの中で、リケの力も用い、魔法使いとして活躍を見せたガルネット。ですが、戦いの中でリケの本性に気付きます。闘いが終わって後、リケを嫌い、打ち捨てようとするガルネット。
ですが、『ガラスの靴』を収めたトランクは、なぜか、幾度捨てても彼女の元へ戻ってくる……
そして、彼女の耳には、無邪気な歌声が聞こえるのです。リケの歌声が。

「知らないはずじゃなかった 一度はいたら死ぬまで おどりつづける魔法の靴で 心も体もフラフラ」
「踊り子とあかい靴 ふたりきりの舞踏会 わたしが疲れて倒れるまで おまえが破れて壊れるまで」

なんというのろいのアイテム……

その後の飲み会だと、「DPが減る」「むしろSANが減る」とさんざん言われました。あー、楽しかった~
たまに悪い子をやらないと、ストレスが溜まってしまうのですよ。TRPGってそういうもんです♪(違)
ちなみに飲み会だと、同じくシダの会所属の通称神GMことKさんと、青臭くも正義感の強い青少年のロールを得意とするMさん(女性)とTRPG談義で盛り上がる。
Mさんは正義の味方キャラを演じるよねえ、という話にスタートして、「結局、正義を完全に捨てるキャラって演じられないんだよね」という話に。おお、私の逆だ。魂がカオス属性だといわれた私と(笑
女神転生をテーマに、たとえば、の話をしてみたり、「冷たい方程式」の話とかをしてみたり……

「たとえばここに、親兄弟からも見捨てられたひとりぼっちの孤独な子どもがいる。その子は一匹の悪魔と親しくなる。悪魔はしだいに大きくなり、周囲の人間を害するようになる。
だが、悪魔を殺そうとすると、子どもは、”殺さないで。この子はわたしのたった一人の家族なの”と訴える。また悪魔は、”私が死んだら、誰もこの子を守ってくれない”と訴える。
さあ、どうする?」

―――って設問をしてみたり。

「だが、お前に殺された人たちはどうなる? あの人たちにもみんな家族がいたんだ。お前にいくら大切な人がいるからって、他の人の大切な誰かを奪っていい理由になんてならない!」
「……とか言うと思う」 というMさん。
「人間たちはいつも同じだ。10人のために一人を殺し、100人のためなら10人を殺す。100人のためなら1000人を…… ならば私が1人のために10人を殺して何が悪い。お前たちと同じことをしているだけだ!」
「……とか言わない?」 とか答える私。
その後結論は出ないけれども、Mさんとぜひセッションしてえ! それもPC1(主人公)をMさんにやってもらって、PC2(ヒロイン)として口説いてもらいてえ! と熱説する私。
「私、好みのタイプじゃないと口説けないんですよねえ」
「人間的に好きになった子は、ついつい、『俺がお前を守る!』って言いたくなっちゃうんですけど」
Mさんよ、それを世間の人は”天然タラシ”と言うのですよ。
とにかく今度の目標は、MさんのPCに口説いてもらえるような魅力的な女性キャラを演じること~。来月の頭にはどシリアスなキャンペーンの続きもあるし、楽しみです。がんばるぞ!
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