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今日もまた、徹夜してしまいました。
最近、週二日くらいのペースで徹夜・・・ 昼寝だとか、他の日の大量睡眠で補ってるからいいんですが、夜明けはなんだか居づらい気分になります。

ええと、遅くなるとついつい友達と話しちゃったりするのですが、最近の話題は、もっぱら『ジョジョの奇妙な冒険』だったりします。
誰かの服がかっこいいとか、誰かは最強だとか、いろいろあるんですが、なんだか熱いのは別の話です。
要するに、『スタンド』の話なのですよ。

いわゆる超能力モノの元祖というだけあって、スタンドの効果は多彩で面白いです。
でも、さらにそれをどうつかうかとなると、もっと面白い。
個人的に応用範囲が広くてお気に入りのスタンドは、私の場合『ゴールド・エクスペリエンス』と、『ラブデラックス』です。双方、応用範囲が大きいのが良い。
私は毒性生物とかが好きなので、必然性にそういうネタが多くなり、絵としてあまり美しくないかも・・・ でも、楽しいのでいいのです。

そんな中、最近の私の仕事は、『オリジナルスタンドの提案・命名』です。
提案は別にいい。他のジャンルでもいろいろやるし。問題は命名・・・ 洋楽タイトルもしくはバンド名という縛りは意外とめんどい。とはいえ、そこが楽しいのでもありますが。

ということで、考えたスタンドを一分公開です。

スタンド名《アンチクライスト・スーパースター》 能力者:ジョナサン・ジョースター
お分かりの通り、ジョナサンです。シリーズ唯一スタンドを持たなかった主人公です。
しかし、友人は彼が三部にて復活という話を書いてます。スタンドが無いと困ります。ということで、私が、テッド・チャンのSFをモチーフに考えたのが、これ。
具体的な外観は、ただの『茨』です。長さ数十メートルに及ぶ千切れない茨で、ロープとして、武器、防具として自在に振るうことが可能。ただし、アンチクライストの真価が宿っているのは、実は、発動時には『茨冠』と見える部分です。
その力は唯一、そして無比。
アンチクライストの本当の力は、『けして外れない未来予知』にあります。
アンチクライストによって現れた未来のビジョンは、対象者と使用者にのみ見えます。そして、そのビジョンは、見たモノに対して、絶対の拘束力をもちます。
たとえば、「コップの中身を飲む」という像が見えた場合、彼は必ず『自分の意思で』それを飲みます。仮に毒が入っていたとしても、です。
アンチクライストの見せる未来というものは、一冊の本のようなもので、中で動いている人間たちの感情などが克明に記録され、まるで登場人物に自由意志があるように見えても、結局は全てが決定済みだという性質を持っています。
そして、仮に対象者がそれに絶望して自殺する、逆上して襲い掛かってくる、などという事態が起こるとしても、『それすら記載済み』であるという悪夢のような状況を引き起こします。
実際にアンチクライストを使用された人がどういう心理状態になるかは、えーと、テッド・チャンの『あなたの人生の物語』を読んで欲しいんですが(笑) こういう内容ゆえに、ジョナサン本人は自分のスタンドを嫌っているようです。


スタンド名《スカボロー・フェア》 使用者:汐華初留乃
同じくパラレルのキャラクター、五部主人公ジョルノの『影』のような存在であるハルノのスタンドです。
基本はゴールド・Eの変化バージョンですが、ハルノはジョルノとは性格や過去が違うため、スタンドの性格も違います。
まず、『無生物を生物に変える』という根本は変わってません。ただ違うのが、『ダメージの反射』という部分です。
スカボロー・フェアは、受けたダメージ、スタンドによるバッドステータスなどを、相手にそのまま『返す』ことができます。たとえばステッキィフィンガーズの効果を受けた場合、相手にも、ハルノと全く同じ場所にジッパーが開きます。そして、この能力は相手の『敵意』に反応するため、事実上、距離・時間の制限を持ちません。仮にハルノを小舟に乗せて海に流す、といった手段をとっても、スカボロー・フェアは忠実に「餓え」と「渇き」を持ち帰ってきます。
ハルノが完全に偶発的な事故にでも会わない限り、スカボロー・フェアの効果は発動しつづけます。彼を殺す人間は、必ずや『死ぬ』ことになるのです。
ちなみに、加害者が本人だった場合、ダメージは狙った対象へ任意で転嫁できます。たとえば自分の足の腱を切断し、それを『転嫁』した場合、相手も足を損傷します。これには距離制限があり、大体20mが限界です。

スカボロー・フェア本体には、戦闘力も防御力もありません。外観はまるでラバーの拘束具でがんじがらめにされているようで、モノに触るどころか本体を庇うことすら不可能です。ハルノは実際のところ、普通のやり方では戦闘力を持たないでしょう。
このスタンドは文字通り、『諸刃の剣』であり、同時に『奇妙な鉄壁』でもあるということです・・・
とどのつまり、ハルノを殺すのは、とても簡単なのです。ただしスカボロー・フェアの『復讐』を恐れなければ、ですが・・・

これ以下は主未設定のスタンドですー

スタンド名《マイ・ケミカル・ロマンス》
中距離特殊型スタンドです。能力としては、『酸素』『水素』『炭素』の三つの原子を操ることが出来ます。
通常の科学変化とは違うため、マイケミのスタンド能力は速やかに発動します・・・
具体的には『二酸化炭素』から炭素分子を一つ抜いて『一酸化炭素』を作る、水を酸素と水素に分離する、炭素を構成しなおしてダイアモンドを精製する・・・あたりが得意技です。また、『酸化現象』を大きな規模で起こすと、それは『燃焼』になります。鉄などの金属の場合は急速に錆びさせることもできるでしょう。
また、有機物から炭素を抜いて化学式を変えてしまうこともできますが、これは生きた動物にはあまり効果がないようです・・・
スタンド本体はあんまり腕っ節が強くないようです。卑怯に戦おう!(笑)

スタンド名《ストロベリー・フィールズ・フォーエバー(SFF)》
特殊型スタンド?
人間の食欲を操作します。具体的には『何か』に対する異常な食欲、及びそれを味わえる特殊な味覚を付与します。これの対象になった人物は、指定された食材をよくて頻繁、悪くすると四六時中食べ続けることになります。
対象は食材である必要はなく、針・火薬・人間の耳のみ、などと言ったように指定可能です。さらには、音楽・哀しさ・絵画の美など、非実体のものも対象にすることが可能です。当然、『スタンド』も食べられます!
効果時間は解除するか本体であるスタンド使いが戦闘不能になるまで。
スタンド自身の腕っ節は・・・やっぱ弱そうです。


ちなみに、『アンチクライスト・スーパースター』はマリリン・マンソンのアルバム名、『スカボロー・フェア』はサイモン&ガーファンクルの楽曲、『マイ・ケミカル・ロマンス』はわりと最近流行ってる洋楽グループ名、『ストロベリーフィールズ・フォーエバー』は…… 言うまでも無いですねっ。

これが何に生かされるかは、謎です(苦笑)

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