オリジナルサイト日記
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昨日の記事を読み返して、われながら、「人間としてどうよ」と思ったので、流したいと思います。
平和な話題でもするか!!
うちの弟の学校が、現在、「はしか」で休校になってるそうです。
大学休校…… 初めて聞きました。SARSが流行ったときには校内に注意書きの看板は立ってたけれども。
伝染病について、そういえば、あんまり詳しく知らなかったのが、空気感染と飛沫感染の区別とかをテレビで明確にやってくれたのは嬉しかったです。やっぱり伝染病は人の密度が問題ってわけですね。
伝染病…… 何か、高校生のころ、『ホット・ゾーン』を読んで怖かったのを思い出すなあ。
あれはマールブルグとかエボラとかの出血熱の話だったんですけれども、今冷静になって考えると、マーブルグ出血熱がそこまで広がらなかった理由ってのは分かるような気がする。
というのも、マールブルグ出血熱・エボラ出血熱というのは、非常に激しい症状を示す(大量の出血を起こし、多臓器不全で死に至る)のですが、潜伏期間が非常に短く、また、基本的には飛沫感染であって空気感染ではない、という部分があるため、非常に発見されやすく、広範囲に広がりにくいのですね。
架空の病気が大流行し、人類が壊滅状態に陥るってのは、けっこうあちこちのSFなんかで見かけるテーマです。
でもまぁ、この場合は絶対条件になるのは、『潜伏期間が長く』『空気感染する』っていうことかなー?
潜伏期間が短ければ発症者はすぐ発見されちゃいます。しかも死亡率が高い場合、さっさと患者が死んでしまって感染が起こらなくなる。飛沫感染とか接触感染の場合隔離が非常に有効になる。
この条件を満たす病気、って考えると、やっぱ結核かしらん。
結核は潜伏期間が長く、かつ、空気感染する。死亡率も実はけっこう高い。けれども、キャリアが意外と死なずに長期間移動しつづけるため、大惨事を引き起こしやすい。
現在は抗生物質なんかが有効なため、結核はかならずしも死ぬ病気じゃなくなった…… とはいえ、現在は抗生物質に耐性を持った『スーパー結核』というものが存在しているというのだから、実際にコレが広まったらかなり怖くはあります。
しかし、まあ、そういう強力すぎる病原菌は、災厄ではあるものの、兵器としては失格ですね。だって味方にまで被害が及びそうだもんさー。
ちなみに、ふっと思いついたのは、エイズってのもこの条件を満たしてますね。潜伏期間が長く、キャリアが無自覚に細菌をバラまきがち…… 強いて言えば感染力が弱いため、予防が比較的簡単だという特徴はありますが。みなさん、性感染には気をつけましょう。あと、麻薬は絶対に回しうちをしないように。(しないだろうが)
細菌兵器といってぱっと思いつくのは、まず、ペスト、天然痘。さらにはボツリヌス菌および炭素菌。
ペストとか天然痘は、まあ、伝統的に非常に殺傷能力の高い病気です。
ボツリヌス菌と炭素菌は、それぞれ、『酸素のある場所では殺菌されてしまう』『ヒトからヒトへと感染しない』などの特徴があるため、使いどころが多彩です。ボツリヌストキシンは自然界だと最強の毒素、といわれているらしい…… けれども、嫌気性(酸素があるとダメ)なため、扱いが若干難しくはあるかもしれん。
今、個人的に考えているプロットがあります。
非常に強力な伝染病の発生、および、二次的に発生する薬害のダブルパンチです。
まず、脳炎系の病気が猖獗を極める…… そして、そのための予防ワクチンが生産されて、世界的に広がる。けれどもそのワクチンは人間の細胞をクローン増殖したものを原料としていたために、さらに十数年後、その人間が突然変異的に保持していた珍しい病気が、世界的に広がってしまう、という話。
まあ、そこまでずさんな…… と思いつつ、薬害ってのはたいていずさんな管理体制から出て来るんだしなあ。
……そして、気付くと今日もすさんだ話題だったのでした。
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