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オリジナルサイト日記
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今回UPした『流星少年』は単発の中篇作品です。テーマは『いじめ』かな…… いじめといいつつ、実際には閉鎖環境でのサバイバルがテーマです。だから登場人物はオトナに助けを求めないし、外部へと出て行くことを知りません。もしもこういうシチュエーションに実際に遭遇したんだったら、実際には登校拒否、もしくは転校などの手段を取ることが一番賢明だと私自身は思っているのですが、『サバイバル』をテーマにしたい以上、いちおう、外部の助けは存在しないものとして扱いました。
『流星少年』というタイトルは谷山浩子の同タイトルの歌から取ってます。ただし、歌自身はいじめとかはまったく関係の無い男女関係の嫉妬なんかをテーマにした歌なんですけれども、それにでてくる『流星 流星 私を助けて』『逃げ出しますか、戦いますか YES/NO? YES/NO?』というフレーズからなんとなく想像していたら、こんな話になりました。
『流星少年』の正体については…… まあ、悪霊みたいなもんだと思ってください(笑 でも、実際には彼らの正体は彼らを見ているところの少女たち自身の深層心理であります。深層心理の中に存在する現状からの逃避願望、あるいは闘争本能が極限まで高まった時、一種の幻影として姿を現すのが『流星少年』です。だから彼らの言葉は彼女たち自身の言葉でもあり、『流星少年』が『戦いますか、逃げ出しますか?』と問いかけるだけでなんら決断を促さないのは、彼らが所詮は彼女たち自身の分身に過ぎないからでもあります。
世の中には『魔が差す』という言葉があります。その『魔』というのは風のようにふいに現れて人間の理性を奪っていくものですが、同時に、その種は彼ら自身の中に存在しているものでもあります。その『魔』みたいな存在が『流星少年』みたいな。
なんつーか私の書くものは内宇宙ファンタジー/SFが多いんですが(笑) 今回もまさしくそういう話ですねー。
でも、実際に辛い状況に置かれていると、『流星少年』のようなものがささやきかけてくることがあります…… そのときにはどうぞ気を強く持って、他人に助けを求めることをためらわないことが、一番の解決策だと思います。
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なぜかダブルクロスssが書きたくなって、書いてみたらなぜかお正月ssになってました。
ということでちょいと遅くなりましたが新年ss。しかもダブルクロスの二次創作ですが分かる人だけ楽しんでください。狛江と椿がたっぷり詰まってます。

『椿と狛江の福袋』
http://zyukai.nobody.jp/dx1.htm

ちょっとだけ書く元気が湧いてきたぞ~。この勢いでがんばろう。
……DXサイトにならないように注意しないとネ!(汗)

 

新年そうそう、小説を、書く気力が、湧かない……(がっくり)
黒鳥城はスパートがいつでもかけられる場所で止めてあるのでなんとか手を付けられそうですが、こんなふぬけた気持ちで書くのはいやだ!! 白雪姫は場面転換のところで手が止まってるし、途中の作品はどうも書く気力が沸きません。
うがあなぜだー。なぜ書けないんだー。
手が止まることはしょっちゅうなんですが、ここ一月くらいなんだかずっと惰性でヤバいんですよねえ。もうちょっと気合を入れて、緊張感を持って書かないと面白くないと思う。何より書いてて自分が楽しくない。それはやばい。
ナニが足りないんだろう? 燃え? 萌え? 
キャラの設定とかは着実に溜まっていっているんですけれどもねえ……
13日にサイト一周年を向かえる予定ですが、こんなんじゃーすっきりと迎えられなーい。誰か助けて。(笑

アルゴンキンの福袋を買おうと思って予約に行ったら、「一日の午前中に取りにきていただけないと予約は受け取れません」ですって。
そんなんだったら予約する意味ないよー何分くらいで売り切れるの? と聞いたら、「30分くらいで売り切れます」だって…… すげぇ。
年始はもうちょっと家族との時間を大切にしたいので、アルゴンキンの福袋はあきらめました。ちなみにセクシーダイナマイトロンドンは例年3日くらいまで買えるそうです。大好きだセクダイ。

それはそうとして年始年末ですよ。
年始にやることになったTRPGセッションのシナリオ作りや、GWに出すミスフル本の原稿や、現在連載中の『黒鳥城とおかしな人々』および『白雪姫』の原稿をやらないといけないなーと思いつつ(あと一本非常に陰湿ないじめホラーもある)、年始年末はそれらしいラブリーな話を書きたいなとも思いました。
……ラブストーリーとかどうですか?

片田舎の町にあるパーマ屋を経営しているバツイチの母と祖母に育てられている少女、撫子はある日、見覚えのある少年の姿をちかくの街で見かける。彼の名前は祈里。二人は8歳のときにひと冬を一緒にすごした幼馴染。しかし、撫子と祈里の間には素直に懐旧を憶えることの出来ない理由があった。なぜなら祈里の母は撫子の父の再婚相手。撫子と祈里は、一人の父を共有する義理の兄弟だったのだ……
撫子は悪い噂にまみれた不良少女で、祈里は朴訥とした無口な少年。かつてとは変わってしまった撫子と、かつてと変わらぬ祈里。そんな二人のあいだをぎこちなく結んでいくのは、あの冬に見た不法投棄された回転木馬の馬と、幼い口付けの思い出。
二人の冬は、白いカケラをゆらしながら、回転木馬のように、ゆっくりと動き始める。
―――『回転木馬の冬』。

……今けっこうとっさに考えたんだけど、こんなんどうだ。なんかしみじみしててダークじゃないぞ(笑)。
後輩には「グロとエロの間に住んでいる人」と言われ、友人には「腐りかけの生肉のような味わい」といわれ、私は非常に悲しいです。
もっとラブリーでキュートな小説を書きたい。でも、うちにそんなん求めてる人はいないのかな? どうなんですかね(苦笑)


どうも最近方向性が定まらないですねー。
今書いてるのは同時進行で四本。中篇一本に長編の『黒鳥城…』と『白雪姫』、さらにギャルゲー風猟奇ラブコメの『猟奇的な彼女たち』(コレはネタなので公開するかどうかは分からない)、さらに二次創作の畑でアンソロジーの企画があるのでその原稿もぼちぼち動かさないといけないし……
あんまり浮気ばっかりして書いてるってのは良くないと思うんですが、自分で自分が何を書きたいのか良く分からないんですもの。冗談みたいなギャグっぽい話(これは『黒鳥城…』と『猟奇的な…』)、陰湿この上ないホラー(これは中篇。いじめの話)、さらに割りと力を入れて書かないといけない長編(『白雪姫』)と揃っているので、何から手を付けたらいいのかさっぱり分からないのでした。
1日に公開した『海辺の王国にて』も割りとなんも考えずにばーっと書いたんですが、最近そういうのが多い。単に手が遊んでるみたいな感じの作品というか。あんまり深く考え込まないで書いてるというか。
良くないですねぇ。文章を書くときはきちんと考えて推敲しながら書かないとレベルアップにつながりません。表層の描写だけで遊ぶ話はやっぱり薄い。もっと骨子のしっかりした話を書かないと、いつまでたってもレベルアップになりません。

ところで、坂口安吾の『桜の花の満開の下』を買ってきましたよ。(『桜の木の下には』じゃないよ)
時代物説話物の短編集だったんですが、目的は表題作じゃなくて『夜長姫と耳男』っていう寓話風の物語。『ヒダのタクミ』(飛騨の匠?)なんてもんが出てきたりもしますが、雰囲気はどちらかというと中世日本風ファンタジーに近いかも。長者の娘であるこよなく美しい夜長姫と、彼女のためにミロクボサツを作ることを命じられた耳男という匠をめぐる物語。
この上なく美しく、童女のように無邪気な笑顔を見せる夜長姫。でも、その夜長姫はこよなく残酷で恐ろしい姫君でもありました。耳男の耳をこともなく削ぎ取り、憎しみを込めて作り出したバケモノの像を愛玩し、人々が疫病で死んでいく姿を楽しそうに見つめている。まるで残虐な少女神のような夜長姫を前にして、そして耳男はとうとう「この姫がいてはチャチな人間世界は立ち行かない」とまで思いつめて姫の殺害を謀るのです。
姫の最期の言葉、「好きなものは呪うか殺すか争うかしなければならないのよ。」という一言がとても深い。さながら神のような夜長姫の前だと、ただ傲慢で残酷なだけの『桜の花の満開の下』のヒロインはかすんでしまいます。
いいなあ、こういうキャラクター。こういう神のごとき少女、というものを書けたら、作者ってのはどれだけ幸せでしょうか。ロリコンとしてはなおさらですよね。(笑) 
ただ従属的なだけの女の子供ではなく、蠱惑的なニンフェットのほうが魅力的であるように、さらにいうなら古代の女神のように残酷で無垢な少女神のほうがより美しい。ロリコンとしてはそう思う。手が届かないほどに美しく崇高な少女神の姿というものを、私は天野可淡の人形の面影や、この『夜長姫』なんかに垣間見たりするのですが…… まあ、これは余談余談でした。

あ、ちなみに『海辺の王国に』はアウトサイダー・アーティストであるヘンリー・ダーガーをイメージした話+エドガー・アラン・ポオの『アナベル・リー』って感じですね。某所の掲示板に投稿したときに『ロリータ』の原題は『海辺の王国』だと指摘されてびっくりされたんですが、それもまあ、余談、余談。(笑


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