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人生は出会いと別れの繰り返し、っていう話を知り合いとふとしてみました。
同人だのなんだのをやってると、人と出会うことと分かれることが同じくらい多かったなあ…… と今思います。私の場合だけなんでしょうか。普通はどっかのジャンルで知り合った友達とも、ずっとずっと連れ立って、一緒に仲良くいられることが多いのかなあ。私の場合、気づくとみんな回りからいなくなっていて、記憶だけしか残ってない、写真や作品すら残ってない、ってことが非常に多いです。
15歳の時に生まれて初めて同人誌を本格的にやって、本当の意味で人生が変わるような体験をしました。当時知った人たちの印象は今も強烈です。名前は忘れていっても、ふいにひとつひとつの発言を思い出したり、会ったときの後姿を思い出したりするような、そんな人たちでした。
18で大学生になったとき、入っていったジャンルの人たちは、とても温かい人たちでした。みんなで良く飲んで食って騒いだなあ。毎月のようにオフ会を催して、会っては騒いで、いろんなところに遊びに行って、いつも肩を組んでるような気分にしてくれた人たちでした。
でも、今、私はその歳に知り合った人たちのどちらとも、一人とも交流を持っていない。
私が単に冷たかったからそういう結果になったのかもしれません。もとよりあまり人と仲良くするタイプでもないし。すぐに人と喧嘩をしちゃいます。それに、大学生になったときに、病気をしたせいでいろいろと苦労をしたのも大きかった。
でも、思い出すとすごく切なくなる。なんで今が『あの時』じゃないのか。あの人たちとあれだけ熱く語り合った『あの時』が今じゃないのはどうしてなのか。一緒に夜道を歩きながらくだらない話をした『あの時』が今じゃないのか。あの人たちはみんな、どこいっちゃったのか。あんなに仲良くしてたのに、思い出しか残らなかったのはどうしてなのか。
この杯を受けてくれ
どうぞなみなみつがしておくれ
花に嵐の喩えもあるぞ
さよならだけが人生だ
もう一度、もし会っても、それは『あの時』とは違う出会いになってしまうでしょう。それはよく分かってる。だからいまさら全てを取り戻せるなんて思えない。
でも、貰ったものは誰かに返す。感じたことは心の一部にきっとなってくれている。そう思うくらいしかよすがが無いなあと思います。
考えてなんか切なくなっちゃいました……(苦笑)
というのは冗談ですが、お約束通りアドバイスを差し上げに来ましたよ。
はじめはメールにしようかと思ったのですが、書くのが面倒なのでここにしますね。
1 モートンを効果的に使おう
作中でモートンは主人公の能力を認めつつも、その才能がスラムの生活のせいで埋もれてしまうことを恐れて拉致するみたいな展開になっていますね。それはそれで良いのですが、前半部がほぼ素通り状態で軽すぎるため、その動機が読者に伝わりにくくなっているのです。
そこで、読者にメッセージを伝えるために、モートンに汚い社会に嫌気が差しているところを表現させればよいのです。
例えばケンカのシーンを挿入してあげればよい。食事の配給中にホームレス同士がケンカを始めてしまい、それを周りの人間や主人公が止めに入り、モートンは遠くから見ているというシーンを作り、その後で礼拝所での主人公とモートンのシーンに入れば良いのですよ。
パンを手渡しながら「お騒がせしてすいません」とか主人公に言わせてスラムの人間の気質に触れさせてあげれば、中盤以降のモートンの不満を際立たせることが出来ますね。当然モートンに喋らせる必要はないですよ。
本文では「なぜ海辺の王国を選ばなかったのか」の理由づけが弱いということです。この街が好きだったからというのはわからなくもないですが、理由としては弱いように思えますね。
この理由付けの弱さが、最後のシーンに欠点として現れてしまったかなと思います。美術教師になったことで得られた幸せというものが主人公にはきっとあったはずなのに、理由付けの弱さのせいで、それがあやふやになったままストーリーが終わってしまっているんです。
最後のところは話として一番盛り上げないといけない部分であり、「僕は偉大な美術家にはなれなかったけど、美術教師になってこんな幸せを得たんだ!」というのを読者に見せないといけないところなので、そういう結末を提示出来るように話の構成を考えるべきではなかったのかなと思いました。
わざわざアドバイスを下さいましたのに、なかなか気づかず……!! 今日気づいて真っ青になりました。どうもすいません。
アドバイスに関しましては、非常に参考になりました。ありがとうございます。
ようするに『モートン氏がエディを連れて行こうとした理由が弱い』と、『エディが狂気の世界を拒絶した理由が弱い』ということですよね?
アドバイスを戴いたとおりにするかどうかは分かりませんけれども、ようするに全体的に動機付けが弱いということが問題なのだということが良く分かりました。前者に関してはどうしようかなという感じなのですが、後者に関しては『モートン氏の狂気の世界に行くのが怖かった』というエディの葛藤をきちんと描くべきだったのかな、と思いました。
わざわざ丁寧にアドバイスを下さいましてありがとうございました。今後はいただいたアドバイスを参考にがんばります。よければ、また遊びに来てくださいね!(w