オリジナルサイト日記
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『極東武侠異聞 ~子作りしましょ☆~ 』
かつて、『闘気功』と呼ばれる力を自在に操る流派があった。
彼らは中華皇帝へと仕え、その拳は大地を割り、その刃は鋼鉄をも貫いた。最強と謳われた『四神』の名で呼ばれた武人たち…… だが、時は次第に彼らの権勢を奪い去り、いまやその力も抜かれぬ宝刀。歴史の表舞台へと現れることも無くなり、闇の果てへと消え去った。
だが、その一派、『青華龍神術』が、あった。
『青華竜神術』は、『闘気功』をもっとも攻撃的に用いる流派。中華ならば東の果てを鎮護したものたちである。だが、そのなかの功夫を極めた男のひとりが、かつて、その奥義をもったままに極東の島国へと去った。奥義を使いこなすほどの功夫を極めたものは無く、『闘気功』の奥義の一つは、そうして、倭国…… 日本での独自の流派としてのみ、伝えられるようになってしまったのである。
今は、すでに21世紀。けれどもいまだ『青華竜神術』は滅びない。そして、再びかつての栄華を取り戻さんとする彼らは極東へと去った奥義を得んと求めた。今や後継者も無く、廃れ果てようとしている極東の分派。だが、彼らもまたかつての功夫を受け継いで誇り高く、ふたつの流派の戦いは熾烈を極めた。
今の時代、最強と謳われる若き二人の武人がいた。
中華ならば、『劉兇牙(りゅう・きょうが)』。傲慢にして苛烈、だが、その力ならば文字通り毒龍の牙にもたとえられんとする漢である。
極東ならば『出雲猛(いずも・たける)』。いまだ年若けれど才気煥発、冷静にして沈着、若いながら天を舞う大鷲のごとくにしなやかな漢である。
二人の戦いは熾烈を極め、やがて、本派、分派のいずれかが唯一無二を求めるかと思われた…… だが。
お互いに喰らいあう双頭の蛇は、いずれ、己が命すら失う。
他の『四神』もまた動き出し、時代は血と争いを求める。今は内輪もめをしている場合ではない。二つに分かれた流れを一つへと取り戻し、かつての『青華竜神術』の真髄を極めるべし。
彼らは、和平というもうひとつの道を選ぶために、動き出した……
出雲猛は、不良少年であった。
彼自身は悪いことをしているつもりは無い。だが、人と群れることは嫌いだし、自分の力と権勢に任せて人に無理を強いるような人種はもっと嫌いである。そして、『不思議な力』を持っているため、数十人の不良少年と闘ってなお、あるいは銃をもったヤクザと闘ってなお勝ち抜いてきた、と噂される彼は、世間一般から見ると、まちがいなく『恐ろしい少年』なのだった。無口なために誤解を正さない性格も、その原因を作り出しているといえよう。
そんな彼がもっとも敵視している漢、それが、『劉兇牙』である。
傲岸不遜な彼は、猛にとって、己の力を全力でぶつけてなお余りある壁であり、好敵手である。派手好きで残忍な性格も気に入らない。いつか、正面きって劉兇牙と決着をつける――― それが、今のところの猛の目標だ。
そんな彼に、ある日、師範でもある祖父が、言った。
「本家と、和平を結ぶことになった」
「今の時代、争いあっていてはおちおちどちらも無事ではいられん。だが、ただ紙の上だけ和平を結んだって仕方が無い。……そこで、だ。猛よ」
「劉兇牙と結ばれ、子孫を残すのじゃ!」
猛の返事は、ごくまっとうなものだった。
「ボケたのか、ジジイ。冗談もたいがいにしろ。男同士で子孫が残せるか」
しかし、祖父はその猛のしごくまっとうな返事に、呵呵大笑して答えたのである。
「あやつめが『男』であれるのは、今日までのことよっ!」
祖父の見せたのは奇妙な薬、『鳳蓮丹』。
祖父いわく、これを飲んだ男は、たちどころにして身体が女子と化すという……
祖父のあまりの卑怯さに唖然とする猛。けれども、そんなことにかかずらっていられるのは、その日のうちだった。
翌朝、猛は、自分の体が、『女体』と化していることに気付いたのである……
「フハハハッ、出雲猛ッ!! そのような体では子孫など残せまいッ!」
「それはテメーもだろうが」
「これは困ったのう。二人とも女子では、子孫は残せんわい。しかしもう新居も用意しちゃってるしのー」
……そして、『元好敵手』改め、『女同士の新婚家庭』。
どちらが先に男に戻れるのか? そして、子孫を残せるのか?
そして、誰が男か女も分からない大混乱の中、『ドキ☆ドキ子作り計画』がスタートしたのである……
メインキャラクター
出雲猛(いずも・たける) 187cm→154cm 76kg→42kg 16歳
黒髪ストレートロング 黒目
コメント:「悪い冗談だぜ……」
極東分派の跡取り息子にして『開祖の再来』と呼ばれる天才少年。『闘気功』を万能に使いこなして銃器で武装した相手とすら素手で渡り合う最強の漢だったが、おそらくは本家の陰謀により、可憐な美少女と変身してしまう。
物事を基本あまり気にしない淡々とした性格であるため、『女性化』にもあまりこだわっていないが、兇牙と同居するということは嫌がっている。友情に厚い。
劉兇牙(りゅう・きょうが) 191cm→167cm 87kg→56kg 18歳
金髪ロング 黒目
コメント:「俺との勝負から逃れるなど、決して許さんぞ、出雲猛!」
本家の長男にしてその力で若くして武闘派の筆頭にまで上り詰めた青年。猛と同じく『闘気功』の使い手。
非常に傲慢かつ攻撃的な性格であり、何事も『完璧』でなくては気がすまない。元は金髪の美青年だったのが今はナイスバディの金髪美女だが、さっさと男にもどって猛を孕ませる気満々である。
山田モモコ 162cm 48kg ?歳
銀髪 青目
コメント:「さー、ご奉仕ご奉仕。朝から晩まで上から下まで、料理からハウスキーピング、戦闘用ヘリの操縦から夜のご奉仕まで、あたしのご奉仕はパーフェクトですよ!」
新婚夫婦(?)の手伝いをするという名目で新居に住み込んでいる謎のメイド。スレンダーな美女だが発言は謎に満ちており、正体は完全に不明。本人曰く『世界最強の忍者メイド』らしい。事実、その実力は猛や兇牙でも舌を巻くほどだが、いったいどこからやってきた何者なのかは謎の満ちている。
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えー、まあ、見ての通りわかるように『最強○×計画』を聞いていて思い浮かんだネタです……
女体化+格闘技+エロコメ、というどーしよーもない内容。乳とパンツ満載です。
しかし、文章で書いてもけっこうしょーもない内容なので、どうしようかなと思ってます。
……読みたい人、います?
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