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11/3 スノウ・ドーム、もう一度最初から読み直してみたのですが…やっぱり真相はわかりませんでした。>
うふふふのふ、推理しながら読んでもらえるなんて作家冥利のきわみですよ! さて、いただいた推理なのですが、かなりの割合で当たってます。というか、②③④⑤は正解、①⑥はペケ、ってところでしょうか。
推理型SFファンタジー(しかしなんつう無節操なジャンル……)なのであまり細かいことはいえないのですが、「どこまでが真実でどこまでが夢か」の見極めがコレの読み解きのポイントになると思ってください。登場人物も現実の登場人物と夢の登場人物がいますし、提供されている情報の中にも真実と夢のが混ざってます。なので、登場人物のいうことを信頼しないように。もしかしたら「ぜんぶ現実だった」という反則モノのマジックリアリティなオチもありえるわけですからね。……いや、無いと思いますけど。言ってて。
ちなみに『島の階層』のイメージとしては、たぶんお分かりのとおり、実際に遊びに行ったことのある沖縄をイメージしてます。沖縄の離島なんですけれども、しかし、八重山諸島には遊びにいったことが無いのでその点はちょっと微妙かな? 『Drコトー診療所』とか見たらイメージが湧くんですかねえ。
自然の宝庫沖縄、Coccoの故郷である沖縄、歴史に蹂躙された島沖縄、南国の楽園沖縄、と、沖縄のイメージはさまざまなイメージをプレパラートを重ねるように幾層にも重ね合っていて魅力的です。悲劇と喜劇、癒しと虐待、破壊と再生の重なり合った島、沖縄。理解を拒む神秘の国でもある沖縄は、美しい観光地の仮面の裏から、またたかない瞳でじっとこちらを見つめているようなイメージすらあります。
重層的にイメージを重ねあったような作品というのは描きたいものの一番でもありますので、そういう意味だと沖縄をモチーフとして用いるということはけっこう冒険でもあったのですが…… まあ、それは余談。
さる方からすばらしい贈り物をいただいたので、次回の更新はソレになります。私が書くものよりずっとすごいですよ! お楽しみに~