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本屋で偶然手に取り、結局買わなかったんですが、衝撃的でした。
何が衝撃って、モデルが作家の嶽本野ばらだった、ということですよ。
嶽本野ばらの部屋、嶽本野ばら自身、そして、彼の生活。
嶽本野ばらといえば『ロリィタ系作家』という触れ込みもあり、私は彼の作品があまり好きじゃなかったのですが、写真として昇華された彼の姿はなるほど確かに痛々しいまでの美しさに満ちている。これは傑作かもしれませぬ。
見て、ばっと思い出したのは、『森茉莉』でした。
嶽本野ばらは森茉莉を尊敬しているから、この形容はたぶん正しいのだろうなあと思います。森茉莉の部屋がすごかったというのは今も伝えられる話だし、彼女の持ってる独特の研ぎ澄まされた美的センス、それを地上へとつなぎとめていた現実へのシニカルな目線ってものあたりに、嶽本野ばらとの共通点を感じる。
ヴィヴィアンのロッキンホースバレリーナだけが大量の並んだ玄関……
趣味的なインテリアで埋め尽くされた、決して広くは無い部屋
ロリィタ系の服を来た小柄な嶽本が町を行く姿のスナップ
骨の浮いた手足と、おしろいの浮いてしまう疲れた肌
そんな自分自身を知るように、何か、ペットショップの鳥のように悲しそうな目をし、口をつぐんだ嶽本野ばら本人
彼が美学として掲げる、徹底した『反生活』と、それをまっとうできない人間としての姿をここまであらわした作品っつーのはちょっと無いような。
年齢的には中年に差し掛かる男性が、『ロリィタ』を体現しようとしている、できないにしても精一杯に努力しているということが良く分かり、胸の詰まるような切実な感覚です。
そして、これ、装丁はミルキィ・イソベさんなのね。そしてパラボリカ・ビスで展示をしているのね。なるほど。
いろんな意味で腑に落ちる感じでした。家においておくにはちょっと悲しくて痛すぎる写真集だけど、なんか、いつか買っちゃう気がするなー。
ここ数日拍手をたくさん戴いてるみたいで、新作の滑り出しも上々らしく、嬉しいです。
今後も押して行きます! 短期決戦です。
6/16 弟とエロゲ貸し借りしている姉です。>
BLゲーじゃなくてギャルゲなのですね…… しかもニトロユーザーさん…… すげえ!(笑
でも、ニトロのゲームはある意味女性向けですよね。バトルシーンだけで楽しめるから、ぶっちゃけ、『まったり系恋愛イベントはめんどい!』というユーザーさんに優しい気がする。でも「Phantom」はタイトル検索するまで知りませんでした。ニトロのデビュー作。すげえ!
『沙耶の唄』はある意味号泣モノですよー。短いし手に取りやすいので、お勧めです。むちゃくちゃ切ないと思うか、あるいは怖いと思うかで、その人の人格が分かる系かも。
キラルのゲームとか、評判はいいけど、やっぱりまだ普通のエロゲには達しないのですか。『神無ノ鳥』とか評判いいからどうだろうと思ってるのですけれども。
新聞はネタの宝庫ですよね! マジで!!
お友達(男性)に腐女子ってどういう人達? といわれて、『六本木ヒルズと東京タワー、どっちが受でどっちが攻か答えられる』ってのが腐女子の条件だよ! と答えたのですけれども、そこがいえるかいえないかがかなり重要ですよね。
ちなみに昨日本屋にいったら『夜の姉妹』は普通に売ってましたよー
あと、長いメッセージのときは掲示板もぜひご利用くださいませ。あんまりレスポンスが早くないですが、長文の時にはご利用くださいませ。どんなネタでもOKですよ~
6/17 黒鳥城とおかしな人々が一番好きです と言ってみます… >
な、なんか人気がありますね、黒鳥城……
うーん、そんなに要望が多いんだったら、ちょっと話を進める方向で検討してみようかなと思いました。いちおう続きは書いているのですが、いまいち流れがつながらないのでアップしていなかったのです。
当サイトだと異色気味のライトファンタジー作品ですが、面白いと言って頂けると素直に嬉しいです。ちと、がんばってみますね。
ちなみに、どのキャラあたりがお好みでしょうかー? ちょっと聞いてみたいです。今後の参考のため、よければお教えくださいませ。
「子作りしましょ」大変楽しく読ませていただきました。 >
ありがとうございます。まだまだ冒頭ですが、これからも押して参ります。
あと、誤字は確認いたしました~。ありがとうございます。話の意味が違っちゃいますね(苦笑 報告、ありがとうございました。
ほかにもメッセージ無し拍手の方もありがとうございます。
ちなみにうちは10回叩いたりしても何も無いんですが、たくさん叩いてくださってるのを見ると、愛を感じます!(笑)
これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願いしますね~
満月乱舞さまからバトンが回ってきましたよ。
タイムリーに、『妄想バトン』です。何がタイムリーなのかは聞かないで。
ということで、私の妄想をおしげもなく披露しようと思います。ドン引き注意。
政治的信念の有る人はこっからさき立ち入り禁止です!
◆妄想バトン◆
●貴方の妄想の活力は何ですか?
ありとあらゆるものが妄想の種です。
服から天候から好物から人形から新聞の国際欄まで。
妄想オリンピックというものが存在するなら、県大会3位くらいになる自信があります。(びみょう)
●貴方の妄想に巻き込まれる代表キャラを一人挙げてください。
キャラ…… キャラなのかどうかはおいといて、擬人化で。
……台湾(中華民国)ちゃんです。
引かないでドン引かないで! 最近国擬人化妄想がやたらと熱いんです!!
●今そのキャラに対して妄想した事象を挙げてください。
日本に遊びにきて、緑茶に大量の砂糖を入れて苦笑されている。
●そのキャラにコスさせるとしたら?
日本の夏。浴衣でお願いします。いや、でもいっそ甚平でもいい。妙に可愛い金魚柄とかで。
●そのキャラのイメージカラーは?
緑ですね。
翡翠の緑、南国の明るい木々の緑、活力の緑。がんばれ台湾ちゃん。
●そのキャラに一番言って貰いたい言葉は?
「トオサン、また頭をなでなでしてもらってもいいですか?」
●話は変わりますが、妄想は英語で?
「MOE」なんじゃないでしょうか。やっぱり他の言葉には換算しがたいだろう。
でも同じタイトルの童話雑誌があるのはすごく微妙。
●宜しければ普段そのキャラに対して妄想している事象を詳しく。
これはもう…… 細かく説明しないと……
発端は確か米日(語順が重要)関係を、あえて、擬人化して考えてみる! という遊びだったのですよ。
「日本は心の貞操帯(憲法第9条)とアメリーからもらった指輪(日米安保)があるせいで、中国とか韓国からアメリーの男妾とか言われてるんだよ!」というむちゃくちゃな発言を発端に、国を擬人化してホモにするというへんなパロディがやたらと盛り上がりまして。
第二次世界大戦あたりをテーマにした国擬人化マンガのサイトさんがすごく面白いというのもある意味発端だったのですが、実は私はWW2あたりはあまり興味が無い。むしろ現在進行形の国際関係のほうが面白い。というので、あちこちの国の国際情勢とか経済状況とかを調べ周り、すべてホモの痴情のもつれ扱いにするというひどい結果になったのでした。
今回槍玉にあがってた台湾ちゃんは、国ホモ唯一の良心? みたいな?
東北アジアこと極東だと唯一親日的な国で、調べてみるといろいろと萌え…… いやいや、非常に日本にとってはありがたい申し出をしてくれている国家であります。
擬人化設定的には若干東南アジア入った系の黒髪黒目の少年。でも大国中国とケンカ関係にあっても頑張ってる根性のある子でもあります。昔可愛がってくれた日本のことを今でも慕っていて、国交が断絶してる今も「トオサン」と呼んで何かとなついてくれています。
あまりに可愛いのでホモにできない子その1。
……ちなみに他の国家の詳細とかCPとかは、当サイトの二次創作ページ掲示板にて展開中なので、もしも興味があったら見てください。
●貴方にとって妄想とは。
人はパンにて生きるにあらず妄想が無くては生きてはいけないのですよ。
●妄想をパートナーにしてそうな方を7人。
今回はアンカーでお願いします。
……いやあ、とうとうカミングアウトしてしまった…… 国ホモ妄想。
いちおうSSとかも書いてますが、サイトが荒れるのがイヤなので現状だとUPしてません。
そのうち妄想が吹き零れたらコンテンツになるかもしれませんが、そうしたら、石を投げないで遠くから見ていてください。
エロゲを貸し借りする仲…… 仲良くてなによりでございますよ。
実はうちも昔はそうだったんですが、弟がオタクを卒業してしまったため、あんまりモノの交換ができなくなってしまったのですー。昔はおもしろげなエロゲがあったら貸してくれた弟だったのに。しょんぼりです。その昔はおたがいの小説品評とかいうこともできていたのですが、それも弟がギター小僧へと変態を遂げてしまってからさっぱりなのでございました。
しかし、『借り』は分かるのですが、『貸し』……?
やっぱりニトロプラスキラルのゲームとか貸すんでしょうか。当方、乙女ゲーBLゲーにはさっぱり素養が無いので分からないのですが、男性が遊んでも面白いゲームってのがあるのでしょうか。
ちくま文庫から出ていた猟奇文学館シリーズ三冊、やっと全巻コンプリートしました。やったー!
七北数人さんって人が編纂しているシリーズなんですが、数年前のものだったため、最後の一冊がなかなか手に入らず苦戦。でも、アマゾン様の力を借りて最終的にすべて手に入れました。『猟奇』って言葉は仰々しいけれども、すべて幻想文学やホラーの短編をあつかったアンソロジーなので、そんなにヤバい内容のものは入っていません。
いちおうタイトルを並べると、
『監禁淫楽』……監禁テーマ
『人獣怪婚』……獣姦テーマ
『人肉嗜食』……食人テーマ
の三冊となってます。
基本的には、大正から昭和にかけての文学作品からの再録なので、普通に『猟奇』って言葉から想像するようなヤバいものは無し。幻想文学系のアンソロジーで、文庫ではなく国書刊行会から出ていても不思議はなさそうな雰囲気の格調高いモノでした。でもタイトルはヤバいので、母がアマゾンでマンガを取り寄せるのにかこつけて入手するのがちょっと恥しかった。(笑
ちなみに最後に入手したのは『人肉嗜食』です。本屋で探しても絶版だったのですが、買ってあらためて読んでみると、秀作を集めているなぁーという感じ。
筒井義孝はしかしなんでこんなに食人が好きなのか。アンソロには『禁忌(タプ)』が入っているだけだったのですが、他にもかるく二・三作はそういうテーマのを書いてた気がするのですが。どのみち現実だと実行されることが少ないテーマだったので、逆にわりとストレートに食人を書いた作品が多い一巻でした。
逆に絡め手で来るのが『監禁淫楽』。なんかエロゲみたいな作品もありますが、基本、『身体を監禁するのではなく心を監禁する』ようなモノが多かった。実行可能なテーマだけに料理が難しいのか。
『人獣怪婚』は哀切な悲恋譚が多いイメージ。これは個人的なイメージですが、『沙耶の唄』とかこれに入っていてもあんまり違和感無いよね。『わがパキーネ』という作品がなんとなく似てる。
最近とは言いませんが、短編アンソロに凝りまくりです。
特にホラー・幻想文学系アンソロが素晴らしい。ジャンル意識が比較的薄い(しかしジャンル文学である)というためか、それぞれ、ホラー・ミステリ・SFなどから美味しいところをつまみ食いしている感じがたまりません。
でも、なんでこれがどこにも収録されないのかなあ、と思う作品があるのも事実……
手に入りやすい作品だと、翻訳女性ヴァンパイアアンソロ『夜の姉妹』、タイトルそのまんまの『超短編アンソロジー』、こんなアホなタイトルなのに中身はすごいよの『ひとりで夜読むな』、キラリと光る秀作のすばらしい『エロティシズム12幻想』あたりがいいです。
『ひとりで夜読むな』は、渡辺温『可哀想な姉』、瀬下耽『石榴病』、江戸川乱歩『芋虫』の全てが収録されているという、もう、化け物のように贅沢なアンソロで、一冊を読むとどっぷりと和製ホラー、由緒正しいエログロの香りに浸ることができます。
『エロティシズム12幻想』は、たしか少女愛作品の傑作、有栖川有栖「恋人」が他の作品集には収録されていなかっただろうという一点だけでも買う価値があると思います。
『夜の姉妹』は秀作が多いのですが、個人的には表題作が一押し。切なくて胸が苦しくなるような、哀しくもいとおしい女ヴァンパイアの物語です。
『超短編アンソロジー』は、原稿用紙に直して2・3枚程度の作品(へたしたら5文字という作品まである)ばかりをあつめたアンソロジー。電車の中とかで読むのに最適。それだけではなく、川上弘美『おめでとう』など、まるで小粒の金平糖を舌で転がすようにチャーミングな味わいの短編が多いです。
しっかし、世に短編のタネは尽きまじ。なんでこれがどこにも収録されてないんだろうなぁと思うような名作、かなりありますよ。
野坂昭如『骨餓身峠死人葛』が手に入らないっつーのはまず納得がいかないし、寺山修司の超短編諸作品はもっと評価されてもいいんじゃないかしらんとか思っちゃいます。ぐっと新しくなって大槻ケンヂの『キラキラと輝くもの』を、誰か、夢野久作の『瓶詰地獄』といっしょにして近親相姦アンソロジーを作ってくれないものか。
あと谷崎の初期作品、もっと読みやすい形で出してくれ! 本気で!!
……そんな私の最大のオススメ短編集は、『もの食う人々』文藝春秋編集(辺見庸じゃないよ)、ですが、これはもう基本的には入手不可能だと思うので、お勧めはしません。
でも、あれにしか入ってない最高の短編がいくつもあるんだぜ、ふふふ。岡本かの子の『家霊』なんて、私はあれではじめて読んじゃったんだぜ、ふふふふふ。
いや、だから、短編はやめられませんわー。