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今週の週末は鉱石の仕入れ。ということで、鉱物・宝石・化石の展示即売会、ミネラルショーに参加してまいりました。
ミネラルフェアじゃなく、ジュエリーショーでもなく、ミネラルショーというね! ミネラルフェアがコミケだとしたら、ミネラルショーはコミックシティという感じでしょうか。
某ジュエリーイベントほど宝石バイヤーは多くなく、ミネラルフェアよりは商売っ気が多い感じの催しでした。
ちなみに場所は池袋サンシャインシティ。
今回もブラックライト片手に石を探し回ってまいりました。『光る石』が本になって以来、グッとファンが増えた蛍光鉱石類。
ウランガラスもちょこちょこと売っている場所を見つけましたがそれはともかく。
今回入手したミネラル類は以下の通り
 ムーンストーン(穴あき)×たくさん
 ラブラドライト(穴あき)×たくさん
 アクアマリン(穴あき)×たくさん
ここらへんはロットで売ってたのですが、ほんと安かったです。即売会は値切りも効くしね。

 アクアマリンタンブル×2
 トルコ石タンブル×5
 バロックパール×4 (+1 通りすがりのブースの外人さんにじゃんけんを仕掛けられ、勝ったらくれた。謎)
 アマゾナイトルース×1
 ジャンク品エメラルドルース×2
ここらへんは彫金用素材なので、どれもむっちゃ安かったです。(ぶっちゃけ単価は四桁行ってない) 特に面白かったのがジャンク品エメラルドで、これは透明度ゼロの宝石クオリティに達していないエメラルドのルースです。カラットでいうと2~3カラット? はありそうなのですが、ものすごくジャンクなので、そもそも宝石とは呼べないんじゃないでしょうか。
でも線の入り方とかが面白いし、ちゃんとカラーがエメラルド独特の風合いが出ていて可愛いので、入手。どういう風に加工しようか今からいろいろと考えるだけでも楽しみ。クラフト素材として遊べそうで良いなー

そしてここから下が今回の掘り出し物。

 化石木ボルダーオパール×1
 ライオンのツメ×1
 琥珀香×2
 ブルーアンバー×2
 オイル入り水晶×2

化石木ボルダーオパールというのは、大昔の木の化石の一部がオパール化しているという珍品です。
化石の一部がオパール化しているという標本…貝オパールは特に人気…はどこででも見かけるのですが、これは化石木の中にひび割れ状に虹色が入っているという大変美しい一品です。
どちらかというと木材に見える雰囲気なので、よくよく見ないと化石だと分からないというあたりがすっごくカッコいい。身に付けたい気もするけど標本でもいい気もする。悩ましい一品です。
ライオンのツメは、そのまま… 文字通りライオンのツメ。
でかいよ! とがってるよ! 先端がひっかかるとけっこう痛いよ!
熊のツメというのは主にインディアンジュエリー系で珍重される素材なんですが、ライオンのツメだって宝石に使われてもいいよね。よく見ると筋状の模様が入っていたり質感が面白いです。どちらかというと二次サイトに写真を掲載してやりたい。
琥珀香というのは、『コーパル』という琥珀の親戚のこと。買ってきたのはその塊。子どもの拳サイズくらいもありそうですが、かなり軽くて質感もやわらかい。
琥珀香は『フランキンセンス(乳香)』や『ベンゾイン(安息香)』と同じジャンルに分類される香料で、ようするにある種の木からでたヤニが固まったものです。中に虫が入ってることも多かったり(実際入ってる)。
すりつぶして粉にして火にくべると香としても使えるそうですが、服とかにこすり付けて暖めるだけでも独特のいい匂いがします。翻訳の古い小説とかでは暖炉の描写などで「琥珀の匂いがする」という風に言ったりするというのでネタとして購入したんですが、男っぽくてスモーキーで中々いい匂い。見た目もワイルドでカッコいいです。
そしてブルーアンバーとオイル入り水晶が、今回の目玉。蛍光鉱石でございます。
ブルーアンバーというのは、ブラックライトを当てるとうす青く蛍光する特殊な琥珀です。本来琥珀は茶色から黄色にかけての暖色系の色、でも蛍光色は青白い、と矛盾した二色が同時に見られる様子はなんとも神秘的なもの。
どちらかというとまだマニア向けの鉱石なので一般流通は少なく、安く入手したかったらこういう即売会が一番確実ということで、前々から狙っていたのですよ。あちこちのブースで出ていたのを見て比べ、値段を比べ、お店の人相手に交渉もし…(笑 
手に入れたのはあわせて11カラットの良く似た大きさのブルーアンバー二個。ピアスにします! 
オイル入り水晶は、今回のダークホース。
そんなものの存在すら知らなかったのですが一目ぼれして入手いたしました。新手の蛍光鉱石です。
オイル入り水晶ってのは要するにただの水晶で、ただし、中には不純物としてごく微量の『オイル』が含まれています。水入り瑪瑙みたいなもんですね。オイルは黄色っぽくみためはあまり美しくも無い…
ただこのオイル、ブラックライトを当てると、とても強く蛍光するのです。
指先ほどの水晶の中に、明るく輝く青白い何か…
たとえていうなら、『氷付けになった夜光虫』といったところでしょうか。蛍光があまりに強いので、ブラックライトで照らしたときの姿は、どことなく深海魚の類を彷彿とさせます。
しかもこのオイル、中に気泡が入っている。
含有物が青白く光る水晶を、眼に近づけて、ひっくり返したり転がしてみたりします。すると、水晶の中で青白く光るオイルの、そのまた中で、ちいさな泡がコロコロ動くのですよ。
手のひらの中に、深海を所有しているような、ものすごく不思議な感覚があります。

こういうものを見ると、神様ってほんとにいるのかも、と思います。
花が美しいのは繁殖のためで、ネコ科の獣の完璧な毛皮は生きる為で、どっちも人間のために『きれい』なわけじゃない。
でもオイル入り水晶の青白い光は、何の意味も、目的もありません。自然が作り出した偶然に過ぎない。それが、こんなにもきれい、というのは、もしもこの世界を作った何者かがいるとしたら、その『何者か』は、人間に対して決して悪意を持ってない、という証だと思う。
何の理由もなくこんなきれいなものが存在していて、そして、それを見て「きれいだ!」と感動できる感性を、人間って生き物は持ち合わせて生まれてきていると。もしも世の中を作った存在がいるとしたら、こういう喜びを人間に用意しておいてくれたって時点で、絶対に、人間に対してちょっとした好意はもっててくれたに違いないと思う。
そういう胡散臭い感動が沸くほどの、一品でございますw

そのうち写真で撮影して、うpしてみたいと思います。
思い切ってピンホールカメラでも自作して、鉱物の撮影に取り組んでみるのも一興か?
ともかく、ものっそい楽しいイベントでした。次は工作だ~


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