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旅行行ってたので返信が遅れてすいません(汗)

10/6 こんにちは。スノウ・ドーム、お話が動き始めて目が離せなくなってきました。漠然とお母さんなんだろうかと思っていたのですが、そんな単純なお話ではないようでわくわくします。それでは失礼いたします >

じ、実は実際に『実はお母さんだった』って展開にしようかと思ってたんですよね…… でも友人にその展開をすっかり予想されて違う話にしたのでした。しといてよかった。(笑

ただ、そのせいか展開がややこしくい入り組みすぎて、自分でも何がなんだかわからなくなりつつあります。ええととりあえず次にUPする分まではきちんと完成してますのでご安心を! 完結させるのが当面は目標です。

10/9 いまあかずきん読んでます>

ありがとうございますv 長いのでいろいろと面倒かもしれませんが、ラストに向けて展開が加速していく内容なので、ぜひ、最後までお付き合いくださいましね。よろしくおねがいします。

 

 

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東北みちのく最果ての三半島の旅、帰還して参りました。
……バスに乗りすぎて疲れました。(笑

竜飛岬に行ってみたり、奥入瀬渓谷に行ってみたりと盛りだくさんの旅行だったんですが、しかし、問題は台風の尻尾が直撃したこと! 一日目と二日目は雨と風で大変でした。
東北ってなんつーか……(住んでる方には悪いんですが)、うらぶれてるなあ、というのがちょっと印象でした。
人が少ない。自然が多い。でも、南国の自然と違っておとなしい印象なので、あまり主張しないんですね。いちばん印象的なのは海でした。
風が強いから、海がとにかく荒れてたんですよ~。
鉛色の海が延々と泡を噛み、白く波立ってる様子はいかにも『冬の海』的。秋だったからそうでもなかったんですけれども。
奥入瀬渓谷は…… すさまじい濁流と化してました。
普段は透き通って青々とした美しい渓流…… のはずが水が増えちゃって濁っちゃって足をとられたら溺死しそうなすごい流れとなってました。そして、滝の水量は通常の2倍(当社比)。
紅葉もまだ始まってないし、一・二日目はちょっと不満が残る旅行だったかも…… です。宿はよかったんですけど。温泉に二回づつ入って、おいしいディナー食べて。

よかったのは三日目! もともとの目的だった恐山でした!!
三日目に入ってとうとう快晴。天候明朗なれど風強し。絶好のシチュエーションです。
バスは恐山に登る途中で石碑なんかを見ました。なんか石碑に赤い布がかぶせてあったりしていい雰囲気。途中では水のみ場もあったりして、そこでご霊水をいただいたもしました。
肝心の恐山は秋の大祭の真っ最中。イタコさんがテントを並べ、人が列を作ってました。といってもテントが6つくらいのささやかなもんなんですが、のぞくとちゃんとイタコさんがいました。
じゃらじゃらと数珠を揉んで口寄せをしているところを実際に見て、なにか感動…… 若いイタコさんもいたけど、あれはなんなのかなあ。最近は目の悪くない若いイタコさんもいるという話だったんだけど、あれがそうだったのかしらん。
恐山は硫黄の香りただよう荒涼とした光景の場所でした。
いたるところに石が積まれ、色とりどりの風車がカラカラと音を立てて回り、お地蔵様に供え物が。
石は積むと供養になるけど、崩すと不吉らしいので、注意しながらつんできました。でも、砂と石の白い、硫黄のにおい漂う光景のなかに無数の石積みが並び、カラフルな風車が回り続ける光景はなんだか不思議。これが地獄ってやつかあ…… って感じでした。それにしては天気がよかったですけど。
でも、おいてある石に、「○○享年10歳」とか「○○享年17歳」とか書いてある石があって、逆縁かあ…… と思うと切なくなりました。恐山はやっぱり東北の土俗信仰の霊所だったみたいです。

あとはいろいろと美味いもんを買って帰ってきました~。
「いちご汁」っていうのはアワビとウニの汁らしいんですが、前からいっぺん食べてみたかったのが缶詰だったので買ってきちゃいました。どんな味なんだろうドキドキ。

とにかくまあ、でも、バス移動が多くて疲れた、というのが第一の感想(苦笑)
明日は病院だし、母の仕事の手伝いもあるし、これからいろいろです。がんばろう。

月曜日まで恐山に旅行です。

いってきまーす。

 

 

ちなみに前回の日記で『硝視体』は『グラス・アイ』を読みます。飛浩隆の『グラン・ヴァカンス 廃園の天使1』という小説に出てくる一種の魔法の石? 仮想現実の世界の中で、現実変容の力を持つ特殊なツールというかなんつうか。ひとつひとつが個性的で非常に美しい不思議な物質です。理屈は横に置いといて、イメージとしていちばん近いのは『マテリア』(FF7)、『魔石』(FF6)かもしれない……

なんか『スノウ・ドーム』の書いてる分、残酷表現がむっちゃ頻発してきた。このままだとR-15くらいの扱いにしたほうがいいかもしんない。えー、でも、バラードの『結晶世界』も、上記の『グラン・ヴァカンス』だって別に普通に書店で売ってるしな~。それに『廃園の天使』にはマルキ・ド・サドの作品を愛する女子中学生だって出てくるのです。(文庫には収録されて無いけど)

残酷表現を好むのってむしろ子どものような気がするんですけど、それって、理屈に合わないのかな?

うちの母は今では普通のミーハーなんですが、小学生くらいの頃には拷問の本とか残酷事件の本とかを愛読していたというし、私だって、『美しき拷問の本』とか『美しき殺人法100』とかを読んでドキドキしてたもんです。そして、ああいう過剰な残酷表現というのは無害だと思う。だって、サドの本の殺人方を実現するのは、現代の小学生には実質不可能でしょうが。ついでいうと澁澤御大も「サドの本で抜けるヤツはいない」といっておりますし。……沼正三はいるのかしら。

ちょっと話はずれますが、私は古典ポルノがけっこう好きです。

サドの作品とか、あとは『O嬢の物語』とか、『閉ざされた城の中で語る英吉利人』とか。マゾッホは『毛皮を着たヴィーナス』は読んでないけど短編集『残酷な女たち』はけっこう好き。なんていうか、当時のポルノは気品があっていいですね。妄想に、妄想たる硬質さがある。「これは妄想である」という前提の下にたって、妄想にしか到達しえない境地を達成しようとする矜持がある気がします。それが今駅で買えるようなポルノと違うところですね。「もしかしたらおれもこういう体験が」という生ぬるい気持ち悪い夢想がないもの。いや、そういう凡百のポルノは歴史の波のかなたにきえてっちゃっただけだと思うのですけれども。

ロワッシーの館は現実には存在しないし、サドの作品に出てくるような乱痴気騒ぎを実践するのは理屈としても不可能です。美女美少女美少年を数百人集めて毎日何人ずつ虐殺とか不可能だよ。だいたいサドは牢獄の中であのユートピア/ディストピアを夢想していたんですから、正真正銘の妄想だというのも理屈に合わない話じゃないですね。

人間を人間たらしめるものは想像力! すなわち前頭葉です。前頭葉があるからこそ妄想するんだし、空想するんだし。つまり前頭葉の純粋な産物であり、リビドーというエンジンに突き動かされた古典ポルノ的ディストピアというのはものすごく人間的なものなんじゃないのか?(こじつけです)

こんなところで言うまでも無いですが、私はゴスです。いや、服がというか趣味が。服も好きですが。

次に読むのはなんだろう…… 『毛皮を着たヴィーナス』と『一万一千本の鞭』かな…… あと映画の『ソドムの市』。観たら気持ち悪くなるともっぱらの評判ですが興味はあります。

『スノウ・ドーム』はどんどん残酷に、美しくなっていく予定です。おたのしみを。(笑

 

 

なんだか予定してたのとはぜんぜん違う話なんですが、どうも書き始めたら長丁場になりそうなので、連載としてUPしてみることにしました。

目指すところはグレッグ・イーガン風…… というか最近の流行風のSFですよ~。でも、『マインド・ミラー』のイメージは『スローグラス』か『硝視体』か、って感じなんですが。そういう浜辺に落ちてるガラスの欠片的なもんには、なんとなく、SF~っていう先入観が刷り込まれてます(笑

カオスパラダイスにはいちおうファンタジーで登録したんですが、まあ、世間的な認識だとファンタジーの範疇に入るかなと思ってるからであって、自分的には純正のSFです。宇宙人も超能力も宇宙船も出てきませんがSFです。心はセンス・オブ・ワンダーです。

ちなみにもう一個の連載候補としては『ひぐらしのなく頃に』風の猟奇殺人ホラーを考えていたんですが、書き始めがどうもすべりにくくってね…… 書きやすいもんを書くのが一番ですよね。

ちなみにあんまり長くはならない予定。たぶん8話とか9話とかそんなん。

短いですが、どうぞお付き合いくださいませv

 

 

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